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「君を守る！」という方へ。

よく
「お前を守る！」「あなたを守る！」「ファンを守る！」
という人がいます。
「守る」という言葉は一見すごく優しくて美しいですが、同時に
「お前は無力だから、力のある俺が頑張って守ってやってるんだ」
というメッセージにもなりえます。

しかしながら、「守られる人」も、ちゃんとした人間。
考えようによっては「自分の力を使わずに、相手からの庇護（守ってもらうこと）を勝ち取る」ことができているわけで、実はそれを可能にしている時点で、十分に「強者」です。

それこそサバイバル状態になったら、どれだけ力が強い人間や頭がいい人間よりも、たとえば魅力が高い、または甘えるのが得意などで「周りの人に常に守ってもらえる人間」の方が、よっぽど生き残る可能性は高くなると言えるでしょう。

何にせよ「守る！」と息巻いている方は、一段ゆっくり考えてみましょう。
「あれ、実はこいつの方が強いんじゃない？」
そう思うと、後悔することは減るかもしれません。