裏切られない心理術~ヘビとサソリの童話 【セクシー心理学】youtube
色々な話や童話がありますが、今回は自分の好きな童話の話をさせていただきます。
蛇の話 です。
あるところに蛇がいました。
蛇は船に乗って向こう岸まで川を渡りたいと思ったんです。蛇なんだけど川を移動したかったのでしょう。
船頭さんに「向こう岸に渡りたいから船の乗らせてください」と言ったのです。
すると船頭さん、
「いやいやいや君、蛇でしょ。君、蛇だから僕のこと噛むでしょ。
噛まれるのは嫌だから、船に乗せたくないよ」と言ったんです。
蛇は毒のある蛇だったので、船頭さん的には尚更嫌だったんですね。
すると蛇は言いました。
「いやいやいや、噛むわけないでしょ。
だって船に乗ってる途中で船頭さんを噛んじゃったら、
船を漕ぐ人いなくなっちゃうから、川の中で船立ち往生して自分も死んじゃう。
だから噛むわけないでしょ!そのくらい分かってるヘビ」
とそう言ったんです。
船頭さんは「なるほどなあ、そうかもしれないなあ」と
蛇を船に乗せてあげました。
船がもう少しで向こう岸にたどり着くよ、といった時に
蛇はムズムズして船頭さんをガブッと噛んでしまったのです。
蛇に噛まれた船頭さんは死んでしまい、船は動けなくなって
蛇は干からびて死んでしまった、というお話です。
皆さんも不思議に思うかと思いますが、
え、なんで?なんで蛇はそれだけわかっていて船頭さんをかんじゃったの??
この童話のタイトルですが
「だって、蛇だから」
似たような話がもう1個ありまして、
サソリさんとラクダさんのお話です。
サソリさんが砂漠を横断したいなと思って、でも自分一人で歩いていたら干からびてしまうので、
通りすがりのラクダさんに「乗せてください。私のことを連れて行ってください」といったんです。
ラクダさんはサソリさんを乗せることくらい、たいして重いものでもないので別にいいのですが
でもやっぱり嫌なんです。
「君、サソリだから僕のこと刺すでしょ。僕死んじゃうから嫌だよ」と言いました。
するとサソリさん
「いやいやいやいや、僕が刺すわけないじゃない。だって刺してラクダさん死んじゃったら
砂漠で立ち往生して、僕、干からびて死んじゃうでしょ」と言ったわけです。
「ああそうか」とラクダさん。
しばらく砂漠を移動していたら、やっぱりサソリさんはラクダさんを刺して、
ラクダさんは死んじゃって、サソリさんも干からびて死んでしまったんです。
なんでサソリさんはラクダさんを刺しちゃったんですかね?という質問に対し
童話の答えはシンプルです。
「だってサソリだから」
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